2016年4月3日日曜日

守るべきもの 

 新しいものが入ってくると、
当然の如く古いものを処分しなければなりません。
新陳代謝と言えば聞こえがいいのですが、

昔から使っているものは、
なかなか捨てれないものです。
愛着があるし、なんだかもったいない!

そんな気がして、何時までも捨てれない?
よくあります。

何に拘っているのでしょうね?


心の世界にも言えることがあります。

「拘りを捨てる」簡単なようで難しいものです。
頭では分かっているのですが、
気持ちの上で切りかえれない!

私もありました。

家の仕事を辞める時に。
辞めるのは簡単です。
特に追い詰められていて、
居場所がなくなり、
毎日が苦しい状況でしたから。

しかし、辞めれば生活の基盤を失います。
身内から追放され、
地位も収入も、
先の財産も。
そして見栄。
「えぇかっこしぃ」でしたから。

たとえ、耐えがたい屈辱の中で苦しんでいても、
我慢さえすれば
「安定した収入」
「地位」
「よいっしょ」が手に入ります。

そして、
女房にも安定した幸せを届けることができます。

自分の中の「欲」が邪魔をしていました。
自分自身で拘っていたのです。

この欲を捨てた時、
目の前の霧がすっと晴れました。

守るべきものは何のだ。
女房との生活さえ守れるならば、
他の欲はいらない。
捨ててしまえと、思えた時。

楽になりました。

怖いものが一気に減りました。
身内とぶつかることが怖かった私でしたが、
欲を捨てたお陰で恐怖心が小さくなりました。

「お金」「地位」「見栄」
そして「身内」を失う恐怖からの解放。

もう身内の顔色を観る必要はありません。

嫌われようが、
悪口を言われようが
「身内内の村八分」にされようが、
そして「親から縁」切られようが
気になりませんでした。

こちらから願下げだ!

今考えれば、
ちっちゃなものに拘っていた気がします。

捨てれたおかげで、今があります。

「こころの断捨離」してみませんか?

スッキリしますよ!

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