2016年4月3日日曜日

誰が楽に:家族療法

講座の前後で、生徒さん達が相談事を持ってこられます。
特に基礎クラスでは多いようです。

どうしても今、困っている事に振り回されている、
せいではあるのですが。
仕事の相談、
友達付き合いのもめ事、
恋愛相談(これは特に多いですね)、
親との問題、
夫婦関係等色々です。

その中でも必死になって相談されるのが、子供のことです。
「いじめに遭っている」、
「登校拒否」、
「学校の先生とうまく合わない」、
「摂食障害」、
「学習障害。多動行動」など色々です。

親御さんにとっては必死です。
でもいつもお母さんばかりですが。
どのように接すれば良いか、
アドバイスは?、
など聞いてこられます。
同じトラブルでも、その子によって違います。
100の例があれば100の経緯があります。
その子に合った対処法が必要です。

短い時間の中ではありますが、
よく事情を聞き、
想定できる問題点を見つけ、
取りあえずの関わり方を伝えます。

お母さんは必死なので、
帰ってすぐに実行されます。
その結果を翌週の講座の日に説明されて、
次の対処法を聞いてこられます。
(本当に孤軍奮闘のようです。)
この様な事が、
毎週のように繰り返される事があります。
そして少し子供が落ち着いたら、
ほっとされて、今まで頑張って来た事を忘れ、
またもとの関わり方をされます。
そして暫くすると、子供は又もとの状態に!

確かに、
子供の為に必死で頑張られているのは分かります。
しかし、どこかおかしい所があります。
「子供のためならば何でも私はします。」
「どんな苦労もいといません。」
「私の関わり方が悪いから。」と訴えられます。
皆さん真剣です。
でも私の目から見ると
どこかピントがズレているようです。
私の心に響いてくる声は
「今の苦しい私を分かって。
これだけ頑張っているのだから
私が楽になる方法を教えて。」です。

気づかない間に叫んでいるときが多々あります。
このような状態の時は、
子供は変わりません。
一度しっかりと「誰が楽になりたいのか」と
言う事に気づいてください。

プラス、お父さんの協力もとても大切です。

二人三脚でないと乗り越えれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿